② 球根を植えるには
球根が元気に育つには、球根にとって良い環境を作ってあげることが必要です。土は、ホームセンターや園芸店で購入できる培養土で大丈夫ですが、球根を植える前に、肥料とよく混ぜてから植えましょう。
プランターや植木鉢に植える場合は、底から15cmほど土を入れたところに球根を置きます。複数の球根を植える時は。球根2~3個分の間隔を開けましょう。最後に10cmほど土をかぶせたら完了です。
プチ情報鉢植えと花壇植えと、どっちがいいの?
プランターや植木鉢に植える鉢植えと、直接地面に植える花壇植え、それぞれにオススメがあります。
鉢植えは、マンションのベランダや限られたスペースで栽培が可能ですし、好きな場所に飾ることもできますが、容器によって、根が伸びる領域が制限され、生育が劣る場合があります。
花壇植えは、しっかりと根が張るので十分な生育が期待できますが、水はけが悪い場所や、モグラやネズミに食べられてしまうことも。花壇の環境をよく確認してから植えましょう。
ひとくちメモ球根はいつ植えるの?
チューリップの球根を植えるのは「紅葉が見頃になったら」。球根の根は、気温12~15度でぐんぐん伸びます。20度以上の暖かい土だと、根が伸びずに生育しないので、寒さを感じられる時期になったら植えましょう。
プチ情報寒さが厳しい地域でも大丈夫?
冬の寒さが厳しい地域では、遅くとも10月中には植えましょう。朝に立つ霜柱は、球根を押し上げてしまい、伸びている根が切れてしまうことも。深さ15cmくらいの、少し深めに球根を植えるのがポイントです。
プチ情報暖かい地域でも大丈夫?
九州の南部や沖縄など、暖かい地域ではそのまま球根を植えても、土が暖かく育ちません。そこで、冬を経験させることが必要になります。
球根を紙袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で2ヶ月ほど保管します。秋頃に冷蔵庫へ入れ、初冬に植えてみましょう。
砺波市では、プロの農家が低温処理した球根を販売しています。お届け時期も調整してくれます。
また、どうしても土の温度が温かくなりやすいので、背が伸びなかったり、花が咲かなかったりすることも。涼しい場所を探す、水やりを工夫する等、チューリップにとって良い環境づくりを、いろいろ試してみてください。