I Love Tulip. 砺波市

特集コンテンツ~ 育ててみよう チューリップ ~

① 球根の選び方

チューリップを育てるには、まずは球根選びからです。
球根は、品種や商品形体にもよりますが、だいたい1球100~200円から購入できます。
砺波のチューリップ球根は、傷がなく、中身の詰まった重量感のある良い球根です。春に開花する頃をイメージして探すと楽しいですね。

プチ情報高級球根ってあるの?

「春天使(写真左)」「初桜(写真右)」など、生産量の少ない希少なチューリップや、八重咲のような特殊な咲き方をする「アイスクリーム」や、白青の珍しい色の「サファイア」など、付加価値のある球根は、通常の2~3倍の価格にもなります。

初桜、春天使

② 球根を植えるには

球根が元気に育つには、球根にとって良い環境を作ってあげることが必要です。土は、ホームセンターや園芸店で購入できる培養土で大丈夫ですが、球根を植える前に、肥料とよく混ぜてから植えましょう。
プランターや植木鉢に植える場合は、底から15cmほど土を入れたところに球根を置きます。複数の球根を植える時は。球根2~3個分の間隔を開けましょう。最後に10cmほど土をかぶせたら完了です。

鉢植/花壇(庭植)

プチ情報鉢植えと花壇植えと、どっちがいいの?

プランターや植木鉢に植える鉢植えと、直接地面に植える花壇植え、それぞれにオススメがあります。
鉢植えは、マンションのベランダや限られたスペースで栽培が可能ですし、好きな場所に飾ることもできますが、容器によって、根が伸びる領域が制限され、生育が劣る場合があります。
花壇植えは、しっかりと根が張るので十分な生育が期待できますが、水はけが悪い場所や、モグラやネズミに食べられてしまうことも。花壇の環境をよく確認してから植えましょう。

ひとくちメモ球根はいつ植えるの?

チューリップの球根を植えるのは「紅葉が見頃になったら」。球根の根は、気温12~15度でぐんぐん伸びます。20度以上の暖かい土だと、根が伸びずに生育しないので、寒さを感じられる時期になったら植えましょう。

植付け最適期

プチ情報寒さが厳しい地域でも大丈夫?

冬の寒さが厳しい地域では、遅くとも10月中には植えましょう。朝に立つ霜柱は、球根を押し上げてしまい、伸びている根が切れてしまうことも。深さ15cmくらいの、少し深めに球根を植えるのがポイントです。

プチ情報暖かい地域でも大丈夫?

九州の南部や沖縄など、暖かい地域ではそのまま球根を植えても、土が暖かく育ちません。そこで、冬を経験させることが必要になります。
球根を紙袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で2ヶ月ほど保管します。秋頃に冷蔵庫へ入れ、初冬に植えてみましょう。
砺波市では、プロの農家が低温処理した球根を販売しています。お届け時期も調整してくれます。
また、どうしても土の温度が温かくなりやすいので、背が伸びなかったり、花が咲かなかったりすることも。涼しい場所を探す、水やりを工夫する等、チューリップにとって良い環境づくりを、いろいろ試してみてください。

③ 春まで根気よく水やり

チューリップは、一定期間寒さを経験しないと花が咲きません。冬は屋内には入れず、寒い野外の、日陰に置いておきましょう。
冬の間、芽は成長しませんが、根はしっかりと伸びています。土の表面が乾かないよう、3日に1度のペースで、冬の間も忘れずに水やりをしましょう。

ひとくちメモもし水やりを忘れてしまったら?

球根は、根が育っている途中で水枯れを起こすと、花が咲かないばかりか芽も出ないことも。チューリップの根は、一度枯れてしまうと二度と再生しないのです。
しかし、何も見えてない土には、水はやり忘れがち。そこで、パンジー・ビオラなどの花を一緒に植えると、水やり忘れを防止できます。

じょうろで水やり

④ 開花したら

チューリップは、蕾から咲き進むにつれて、だんだんと花びらが大きく開きます。その後、朝晩の温度の変化によって、開いたり閉じたりを繰り返します。チューリップの開花を存分に楽しみましょう。
ずっと開いたままの状態になって、花びらが散り始めたら、花の付け根を折り取り、水やりを続けましょう。葉も茎もすっかり黄色く枯れたら、球根を掘り出します。球根の周りが10cm以上ある場合は、また花を咲かせることができます。風通しの良い場所で保管し、秋にまた植えて、次の開花を楽しみましょう。

ひとくちメモ来年も同じ球根で咲かせるには?

花を咲かせた後の球根は栄養を消耗してしまうため、花が咲いたらすぐに摘み取る必要があります。こうすることで、栄養分が球根に蓄えられ、球根を太らせたり、翌年種になる球根を増やせたりします。
摘んだ花は、花瓶に入れて、部屋の中の涼しい場所に飾りましょう。

⑤ こんな楽しみ方も

「アイスチューリップ」「春化球根」と呼ばれる、低温処理をした専用球根を使えば、水栽培が可能です。水栽培専用の容器もあります。
水栽培専用の球根は、既に冬を経験した状態になっているので、室内ですぐに栽培が始められます。
専用容器は透明なので、根がぐんぐん伸びる様子がよく見えます。冷暗所で保管し、水が濁ったら、根を傷つけないように取り替えてください。

水栽培

ページTOPへ